貴船へお値打ちに行く方法
貴船の川床料理で有名な料亭といえば、右源太、左源太、ひろ文などがあります。どこも貴船は京都駅から乗り換えが2回もあったうえに、1時間半近くかかります。タクシーで行くと6000円。ちょっとためらう金額です。
でも交通費を浮かして、楽に行く方法があるんです。
旅行社が主催するランチやディナープラン。これには送迎付きのもあります。
▶施設無料送迎バス利用!貴船「右源太・左源太」で味わう川床料理ちなみにこちらクラブツーリズムでは、送迎付きでランチなら7980円からです。
一休でも同じプランがあります。
▶【川床懐石料理】人気スポット貴船の“夏の風物詩 川床”で優雅な時間ただし、こういったプランで行くと、川床料理に合わせて、貴船散策を楽しみたいという場合には自由が利かないですね。
貴船神社はパワースポットとして人気の高いところですから、ゆっくり拝観したいです。行きだけ送迎バスを利用して帰りは公共交通機関がいいのではないでしょうか。
川床料理の楽しみ方 右源太にて
貴船神社を過ぎて少し歩くと、貴船川沿いに、よしずで囲った提灯の揺れる川床が見えてきます。よしずの奥が座敷になっています。座敷にはそれぞれその対面の料亭の名前がついていて、料亭ごとに仕切られています。
わざわざ夏になるとこういったしつらいをするのは大変なことでしょう。こんな楽しみ方を考えるなんて、京都の人はさすがに風流です。
貴船の川床はほとんど予約のようですから予約を忘れずに。
まずは予約した料亭に行きます。名前を告げると中居さんが川床に案内してくれます。川岸の細い通路を伝って案内されたお席に座ります。板の間にゴザですから座布団を出してくれます。
座ったら、まずは流れる水の音、そして、川から上がってくる水しぶきを感じてください。気温の低さと合わせて、音や景色がますます気分を良くしてくれるはずです。
川面上は、周囲の気温より5℃も低く、5月の連休後でも、夜だと綿入れ半纏や、膝掛けを貸してもらえます。夏なら周囲の蒸し暑さが嘘みたいに、汗がすっと引きます。
川の両端に鉄筋をうって、まさに川の上に
床板を並べていますから、水上レストランといった感じです。しかも、この辺りは貴船川の上流なので、流れが早く水音が気持ちいい。鴨川のゆったりした納涼床とはちょっとイメージが違います。
床はこんな感じになっています。
もう本当に川面のすぐ上が床です。
お料理
お料理は、道を挟んだ料亭から可愛らしい中居さんたちが運んできてくれます。狭い川べりをどうやって川に落ちることなく運ぶのか、独特の手法がありそうです。温かいものは温かく、冷たいものは冷たく運ばれます。
メニューはしっかりした懐石です。
お味は上品でとってもおいしいものばかり。
この日のメニューは。
生湯葉から始まって、八寸、貝柱のスープなど、どの品も本格的なお味と細工です。
中でも感動したのは、お造りに添えられていた胡瓜の蛙です。なんと手の込んでいることか。
この後はあったかい煮麺でほっこり。
メインは鮎の塩焼きですが、まだ時期が早いので柔らかくて美味しいことといったら。京都風に、蓼酢でいただきます。
アマゴ稚魚の天ぷらも。
時期ですから玉ねぎも甘くて美味しい!
紫蘇ちりめんのかかったあったかいご飯とお味噌汁が出て、なぜかお味噌汁が赤出汁でしたが。
最後はわらび餅。
舌もお腹も大満足でした。一休でとった
お値段10800円は充分にいただきました。また行きたくなります。