おもしろい現代語訳訳【百人一首】高校生が自分の言葉で訳してみた 「あしびきの〜」

あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜を一人かも寝む 
5柿本人麻呂

現代語訳

山鳥は雄と雌が離れて寝るそうだ。その山鳥の尻尾みたいな長すぎる夜を、貴女も私も独りぼっちで寝るんですね。 

高校生訳

高校生
一人で寝ると朝来るのおそっ。あいつもそう思ってるはず。
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解説

昔の恋

平安朝までの上流階級の女性たちはめったに外に出歩きません。
たまにお出掛けなんてことになると、牛車を仕立てて大掛かりです。
家の中でも、御簾と言ったカーテンの仕切りのようなものの陰で、
努めて人目に触れないようにするのが、位の高い女性の嗜みでした。

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たとえ結婚したとしても昼間から2人でお出掛けするなんてことはおろか、
人目につくような縁側でおしゃべりするのも難しいことでした。

だから夜はとっても大事な2人きりの時間なのです。
当時は一夫多妻ですから、
他に妻がいる場合もあって、
毎晩一緒にいられるわけでもないので、
女性の側にしてみれば、なおさら夜は大切な出会える機会だったのです。

柿本人麻呂

作者の柿本人麻呂は飛鳥時代の人ですので、
平安朝の歌人の作品が多い小倉百人一首の中では、
古い方の人になります。

持統天皇の宮廷歌人だったと言われています。

謎の多い人ですが、
持統天皇の即位から崩御までの歌はしっかりありますので、
そう言われるようです。

序詞

この歌は、和歌の修辞の中でも、「〜のような」と訳す比喩の働きをする序詞の説明によく使われます。

「あしひきの山鳥の尾のしだり尾の」
みたいな 長い長い夜というわけで、
「あしひきの〜しだり尾の」まではなんの意味もない
、長さを説明するだけの言葉なのです。

(「あしひきの」は「山」につく枕詞ですが、それは後述します。)

歌のほとんどが、長さを表す説明の言葉ですから、
独り寝の夜の長さをどれほど長く感じていたか、
それだけでよくわかりますね。

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