『伊勢物語 』芥川 白玉か 現代語訳 古文 おもしろい

『伊勢物語 芥川 白玉か』を読む

『伊勢物語 芥川 白玉か』1 原文

昔、男ありけり。女の、え得まじかりけるを、年を経てよばひわたりけるを、辛うじて盗み出でて、いと暗きに来けり。芥川といふ河を率て行きければ、草の上に置きたりける露を、白玉か何ぞと・・・

『伊勢物語 芥川 白玉か』2 あらすじ

大好きなお姫さまを盗み出してやっと二人きりになった時、大雨で避難した小屋から、姫さまが忽然と消えてしまったお話。

スポンサーリンク

『伊勢物語 芥川 白玉か』3 超現代語訳

本当にお綺麗で、もう見ているだけでどうにかなっちゃう姫さまがいたんだ。

ずっとプロポーズしてたけど、相手にはされない。こんなに好きなのに。

で、ある日俺はね決心して、姫さまを盗み出したんだ。背負ってね。一生懸命走って、街の灯りが全く見えなくなるまで走って、暗い所までたどり着いた。

そこは芥川。

もう少し先を急ごうと思って、姫さまのお手を引いて、二人で歩いてると、姫さまが、

「あれは何でしょう?」

って聞くんだよ。

スポンサーリンク

あれってただの露だよ。そんなことも知らないんかって感動。姫さま露も見たことないんだなぁって、もう俺はますます好きになっちゃったね。

なんだけど、突然ここで大雨だよ。ま雷まで鳴り出して。まだまだ先も長いから、仕方ないくあばら屋みたいなとこに入ったんだ。

後から聞くとそれは鬼の棲家らしかったけど、そんなこと知らないから、姫さまを連れ戻しに来る奴らが来るといけないと思う一心で、姫は奥に、俺は入り口で見はることにしたんだ。

弓や矢筒背負ってさ、もう臨戦態勢だよね。

そしたらやっぱり奥に鬼がいたらしい。姫さまも必死に「あれぇ〜」って大声出したらしいけど、悲しいかな雷の音で俺には聞こえなかったんだ。

夜明けに、俺はやっと世が明けたと思って、姫さまがいるはずの奥に入ってつたら、姫さまがいないんだよ。

命掛けで雷からも追っ手からも守ったのに。なんでだよ。鬼に食われたんだ。

俺の落胆わかる?

俺は思ったよ。

「あれは真珠ですか?って姫さまが聞いた時に、あれは露だよって答えて、露が消えるのと一緒に二人で消えちゃえばよかったなぁ」って。

でもさ、ずっと後になってわかったのは、姫さまの泣き声を聞き付けた、姫さまのお兄様が連れて帰ってたんだ。
実はあの夜も少し気付いてたよ。鬼の仕業じゃないだろうなってさ。

姫さまはその後、二条天皇のお后様になられたよ。やっぱり俺が好きになっていい人じゃなかったんだな。

スポンサーリンク

-おもしろい現代語訳

Copyright© ハイスクールサポート , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.

ツールバーへスキップ