『源氏物語』桐壺その1 現代語訳 おもしろくてわかりやすい古文

『源氏物語』54帖はここから始まります。
光源氏の母である桐壺の更衣に成り代わって、

思い切りくだけた おもしろくてわかりやすい現代語訳

桐壺の更衣は、おそらく上品で奥ゆかしいこんな方だったろうと思われる
しとやかな口調のわかりやすい現代語訳の2つの現代語訳をご紹介します。

どちらがよりわかりやすいか、
どちらがお好みか、
ぜひご意見もお寄せください。

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『源氏物語』桐壺その1 の原文冒頭

いづれの御時にか。女御、更衣あまたさぶらひ給ひけるなかに、いとやんごとなき際にはあらぬがすぐれて時めき給ふありけり。はじめより、我はと思ひあがり給へる御かたがた、めざましきものに貶しめ妬み給ふ。同じ程、それより下臈の更衣たちは、ましてやすからず。朝夕の宮仕につけても、人の心をうごかし、恨みを負ふ積りにやありけむ、いとあつしくなりゆき、物心細げに里がちなるを、いよいよ飽かずあはれなるものにおぼほして、人の譏りをもえ憚らせ給はず、世の例にもなりぬべき御もてなしなり。上達部、上人なども、あいなく目をそばめつつ、いとまばゆき、人の御覺えなり。

『源氏物語』桐壺その1 のあらすじ

低い身分でありながら、時の帝の寵愛を一身にうけた桐壺更衣。帝の愛が深すぎるあまり更衣がしだいに弱っていく。長編ドラマの幕開けの章段。
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『源氏物語』桐壺その1 の超現代語訳(桐壺更衣の回想録風)

これは、どの帝の時代であったかもうわからないけど、
っていうかはっきり書いちゃったら色々問題あるから、
一応ぼかしとくね。

ヒントは醍○天皇。かれがモデルの作り話よ。

帝は仕事ができるお方なんだけど
英雄なんとかっていうじゃない?
だから後宮が賑わっちゃって
女御や更衣がたくさん妻としてお仕え申し上げていたのよ。

その中で、それほど高貴なご身分でもないのにね、
帝が特別にご寵愛されていらっしゃった方があったわけ。

それが、私。
更衣。
更衣って名前じゃないわよ。
更衣は身分よ。

後宮の中では一番下よ。
皇太子を産むなんて想像もしない立場よ。

お父様が苦心して入内させてくださったから、
名誉なことだとだけ思ってはいるのよ。

でも、私の気持ちとか、意思とかは誰も聞かない。
そんな時代なのよね。

私は自分に与えられたお部屋の名前で
〇〇の更衣って言われてるけど
お部屋の名前はまたあとで言うわね。

で、私の後宮生活はっていうとね。

実家も大したことないし
何でか自分でもわかんないんだけど

帝は私にぞっこんになっちったのよね。

びっくりでしょう。

そしたらもうよくある女の世界。
妬み嫉みよ。
始めから私が一番ってお方々
まずは女御たちよ。

自分がつぎの天皇を産むはずって疑ってないから、
なんであんな身分の低い子がご寵愛受けるわけ!?って、
私のこと目障りにして悪く言ってね
露骨に妬むのよね。

それより何より同じくらいか、
私より低い人たちの妬みったらなかったわ。

いっしょに今までやってきたじゃないって考えるんじゃないかしら。
ひどい妬み根性丸出し。

私たち後宮の者たちはね、
朝晩内裏に参上するのね。
特にその時に帝が露骨に贔屓してくれちゃうから
そこでもまた、周囲の人々を動揺させて
恨みを一身に受けちゃったのよねー

そのうち私、
調子崩しちゃってさ、
なかなか起きられなくなって。
メンタルもやられちゃって実家に帰ることもしばしば。。

そうしたらさ
そんな私を帝はますます不憫にお思いくださっちゃうわけね。
はかなげとか、
弱いって男の人にはアレじゃない?

殿上人たちの非難も聞きもされないのよ。
世間話の完全にネタになってた。
それくらい私のこと好きすぎるのよね。

海の向こうの中国でも
こういう帝の御無体が原因で世の中がおかしくなっちゃったらしいのよね。
いよいよ内裏でも帝やばいな
って感じで言われちゃって、
みんなの悩みの種になっちゃったのよ。

みんながね、
楊貴妃の例とか持ってきちゃっうから、
私だって、きまり悪いこともたくさんあったのよ。

だけど、仕方ないじゃないの。
私に選択権はないのよ。
もう帝の愛にすがって、後宮のお勤めを果たすしかないじゃない。

ただただ帝のお気持ちを頼って
今のつらい状況を乗り越えたいと考えていたのでございます
って感じよねぇ。。

この時、
私のお父様は大納言っていうんだけど
もう亡くなりになってたの。

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母の北の方はね、
由緒ある家柄の出だったの。
だから母が頑張ってね。
両親揃ってて、
評判高いお方々にも、
負けないように色々やってくれてたの。

儀式のご準備とかもね。

でもさ、やっぱり母だけじゃねぇ。
特に後見人とかいないからさ、
何か事のあるときには頼るとこもないから、
アウェイ感半端なかったわね。
けっこうきつかったわ。

『源氏物語』桐壺 わかりやすい現代語訳

これは、どの帝の時代であったかもうわかりませんが、
というかはっきり書くと色々問題がありますから、
一応ぼかしておきましょう。

ヒントは醍○天皇。かれがモデルのお話です。

帝は仕事ができるお方で、
英雄なんとかと申しますように、そ
の頃は後宮が賑わっていたのでございます。

女御や更衣がたくさん妻としてお仕え申し上げておりました。
その中で、それほど高貴なご身分でもないにもかかわらず、
帝が特別にご寵愛されていらっしゃった方があったのです。

それが、私、更衣と申します。
皆様ご存じかとは思いますが、
更衣は名前ではございません。

後宮にも男性と同じように位がございまして、
一番上は中宮様、
次はお后、
その後女御、
そして更衣と続きます。
私は沢山いる更衣の中の一人でございました。

私どもの位は自分の努力では何ともしがたくて、
里のお父様のご身分で決められてしまいます。
帝のお手付きになることも、
女御様以上でないとなかなかございません。

確かに入内するのは名誉なことではございますが、
更衣というのは大変気を使う立場なのでございます。

そんな私ではございますが、
帝が大変ご寵愛くださるようになったのでございます。

たかが更衣風情の私にお目をかけてくださいますとは、
なんともありがたいことでございました。

しかしなのでございます。
帝からご寵愛をいただくようになりましたら、
私の身辺でよくないことが起こってきたのでございます。

まずは、入内なさる以前から
「私が次の帝の母になるのよ」
と自信に満ちていらっしゃった皆々様は、
私のことを目障りなものにお感じになって
悪くおっしゃっては、お妬みなさるのでございます。

それよりも私が困惑いたしましたのは、
私と同じように、
さして身分の高くない方々のお振舞なのでございます。
私と同じくらいか、
あるいは私より身分の低い方々は、
一緒に今までやってきたのにというお気持ちが先立つのでしょうか、
身分のある皆様よりも心穏やかではなかったようなのでございます。

私たち後宮の者どもは朝晩内裏に参上申し上げるのでございますが、
特にその時には帝のご寵愛ぶりがはっきりわかってしまうからでしょう、
そこでもまた、
周囲の人々を動揺させ、
皆様の恨みを一身に受けてしまったのでございます。

私はすぐに病に伏せるようになってしまって。。
心細くなって実家に帰ることもしばしば。

そうしますと、
そんな私を帝はますます不憫にお思いくださって、
帝のご周辺の皆様方が悪くおっしゃるのもお気にされないで、
後の世の語り草になってしまうほどのもてなしぶりになったのでございます。

遠く中国でもこのようなことが原因で世の秩序も乱れて良くなかったのだと言われておりました。
いよいよ内裏でもまともでないと言われるようになってしまい、
果ては人々の悩みの種になってしまったのでございます。

世間の人々が、
楊貴妃の例なども取り出してしまいそうになっていきますので、
私と致しましては、
きまりの悪いことも多ございましたが、
帝のお気持ちの深さだけを心の拠り所として
後宮のお勤めを果たしていたのでございます。

ただただ帝のお気持ちを頼って今のつらい状況を乗り越えたいと考えていたのでございます。

この時、
更衣のお父様の大納言様はお亡くなりになっていました。
母の北の方様が由緒ある家柄の方だったので、
両親が存命のいまのところ世間の評判が時めいているお方々にも、
あまり劣ることもなく、
どのような儀式もご準備されました。

でも、取り上げてしっかりするようなご後見人こそはいませんので、
何か事のあるときには心を寄せるところもなくて更衣は心細げでした。

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